衆院選と市議選 同日選挙にできないの?

 市議選が行われるため12月議会は半月ほど早く始まり12月1日で予定通り閉会しました。
議会中に衆議院が解散、2日から総選挙が始まっています。誰のための選挙なのか理解に苦しむ選挙の費用に700億円との報道がありました。西東京市でも衆院選の選挙費約7000万円が議決されました。2週続けての選挙に職員体制についての危惧、選挙期間中にやってはいけない活動などの質疑がありました。私も深夜に及ぶ開票作業が2週続くことへの影響やポスター掲示場、開票分類機器の購入について等 質疑を行いました。

「市議選・衆院選の投票日を同日にできないの?」「師走の忙しい中、2回投票日を設けるのは、極めて無駄」「選挙費用、労力等がもったいない!」とのご意見をたくさんいただいています。
審議に先立ち、私も同様のことが可能かどうか調べてみました。

公職選挙法で「地方公共団体の議会の議員の任期満了に因る一般選挙又は長の任期満了に因る選挙は、その任期が終る日の前30日以内に行う。」ことが定められています。私たち現職の任期は来年1月20日なので、投票日を12月21日より前にすることが法的に認められていません。この適用を変更しうる要件がないわけではないのですが、国政選挙の実施はその要件には入っておりませんでした。

かかる予算や職員の労力はもちろん、衆議員選挙が公示となる12月2日以降は政治活動が大きく制限されますし、2週連続の選挙で市議選の投票率が下がることが予想されるので私のような組織を持たない無所属での立候補予定者にはたいへん不利な状況となります。同日選挙は市民の利益になることですが法的に実施可能な条件が整いません。

暮れのいそがしい時期ではありますが、みなさま 投票所へ足を運んでくださいませ!